成人大学講座「生活における身近な健康管理」 第3回

3回目のテーマは「体力つけて老後を健やかに」です。
帝塚山学院大学人間科学部の教授、宮側敏明先生にお越し頂きました。


大勢の方は、運動したほうが良いんだろうなと感じてはいると思います。
また、色々なメディアが常日頃の運動を推奨しています。
しかし、何故運動が体に良いのか、運動することによってどういった効果があるのか、
どのような運動が体のどこにどんな影響を与えるのか、
などについて詳しく解説してもらえる機会はほとんどないかと思われます。

宮側先生はそういったことについて、解りやすくお話してくださいました。

   

例えば ご飯をよく噛んで食べましょうと言われています。
よく噛むという行為は、顎から頬の筋肉が運動することになります。
この運動が脳を活性化し、さらに満腹中枢が働いて食べ過ぎを防ぐことができます。

そして先生は、運動による肉体や神経、精神への影響(処方)を運動薬と表現されました。
運動薬は

・健康になる
・うつ対策
・認知症の予防

と、一粒で3度もおいしいお薬だそうです。

では具体的な運動の内容とスケジュールをみてみましょう。
時間については、5分~10分などこま切れでもOKなんだそうです。
こま切れでもいいので、1日のトータルが30分程度が望ましいそうです。
内容はウォーキングや、階段の昇り降りなどで十分まかなえるそうです。

日頃から少しずつ、運動をするクセをつけたいものですね。
来週は「脱水とむせ(嚥下障害)」です。
お楽しみに。

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