本日より『源氏物語』の世界の講座が始まりました。全5回で今回の講座では、澪標巻を読み進めていきます。
講師に龍谷大学仏教文化研究所 平安文学専攻 文学博士 前帝塚山学院大学非常勤講師でいらっしゃいます岩井宏子先生をお迎えしました。
この澪標巻は『源氏物語』の14番目にあたります。都から離れ、須磨・明石へと移り住んだ源氏が都へ戻って時勢を得て行く様子が描かれる巻です。
物語に入る前に資料の説明から。源氏物語の世界では役職の名前が現在と全然違います。資料の官制を見てどの位階がどの官職かをみてみました。
物語は明石から帰ってきた源氏が明石上の事を紫上に語るところから始まりました。明石での思い出を語る源氏に紫上が悲しんでいる様子がありました。物語での紫上は、可愛らしく拗ねている女性として描かれています。
>
これからの物語の展開がとても気になりますね。
次回の『源氏物語』の世界は3月11日(月)午後1時からです。ご参加お待ちしております。