成人大学講座「糖尿病とはどんな病気?」 第5回

5回目のテーマは「糖尿病とはどんな病気?」です。
帝塚山学院大学人間科学部の教授、細川雅也先生にお越し頂きました。

皆さんは糖尿病について、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
名前だけはとてもメジャーな病気ではないでしょうか。

糖尿病とは、インスリン作用不足による慢性の高血糖状態とする疾患のことを言うそうです。
血糖とは、血液中のブドウ糖濃度のことです。
インスリンは人の体内で生成される分泌物です。
この病気の怖いところは、神経障害、網膜症などを併発するところですね。
また糖尿病の歴史は古く、紀元前一世紀には発見されていたようです。

健康診断を定期的に受けている方は、ヘモグロビンA1Cの数値を確認してください。
5.6~5.9が正常で、6.5以上だと糖尿病です。
数値が上がりつつある場合は、食生活の改善が必要でしょう。

    

糖尿病には記念日があり、11月14日は糖尿病デーと呼ばれています。
世界に拡がる糖尿病に対応するために、1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定しました。
2006年には、国連が公式認定しました。
11月14日はインスリンを発見したバンティング博士の誕生日で、糖尿病を治療する画期的な発見に敬意を表し、この日を糖尿病デーとしています。

皆さんも糖尿病にならないよう、食生活には十分ご注意ください。

さて5回に渡ってお届けした「生活における身近な健康管理」、いかがでしたでしょうか。
なるべく病気にかからず、健康で長生きしたいものですね。
担当してくださった先生方、受講生の皆さんありがとうございました。

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