街のすぐれもの講座『気軽に楽しく楽器にチャレンジ』も 最終日をむかえました。
今回の講座では唯一の和楽器となる<津軽三味線>です。
とは言っても、いきなり津軽三味線をみなさんで演奏するのは、ハードルが高いので
講義は「ゴッタン三味線」を一人1棹ずつ利用して行われました。「ゴッタン」と呼ばれるこの楽器は「箱三味線」とも呼ばれ、主に南九州の 伝統楽器として親しまれてきたものです。三味線とは異なり撥を使わず指で弦を直接弾き、また軽量なのも大きな特徴です。
津軽三味線といえば「六段」 といわれる曲を 講師の口野典子さんに演奏していただきました。
迫力ある演奏を真近で聴き、参加者の皆さんは圧倒された様子でした。私も津軽三味線の弦楽器と打楽器を併せ持つ音に惹きつけられました。
引き続き、津軽三味線の成り立ちや「ゴッタン」の話を交えながら、 講座は「ゴッタン」の実技に入ります。
今日の課題曲は「さくら さくら」
耳慣れた曲もいざ自分で演奏してみると難しく感じるものです。
一音一音繰り返し練習するうちに、みんなの音がすこしづつ重なり合い演奏に近づいていく様子は、毎回ですが感動を感じます。
口野さんの明るく力強い指導に、参加者の皆さんも本当に楽しそうに練習を続け、 スタートから2時間後、皆がひとつになった「さくら さくら」の演奏で 講座は終了しました。
講座の最後には、『気軽に楽しく楽器にチャレンジ』のギター、ベースギター、オカリナ、津軽三味線とすべての回を制覇された方へスタッフから賞状授与を行いました。
講座終了後も名残惜しく、津軽三味線のまわりに人が集まり、お話が弾んでいました。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。