第4回のテーマは『震災や人災などで耳にするストレス障害PTSDとは?トラウマとは?』を知ることです。本日の講師は先週に引き続き「カウンセリングオフィスAXIA」心理カウンセラー 衣川竜也さんをお迎え致しました。
不安障害の一つでもあるPTSDを掘り下げてお話をして頂きました。
PTSDは日本語で”心的外傷後ストレス障害”といいます。PTSDになりやすい出来事としては、事故、災害、戦争などの命に関わるような事があげられます。
PTSDは出来事に対して、どれくらいストレスを感じるかでPTSDになるか、ならないか決まります。
十分に解明されていませんが、PTSDになる人は脳の海馬の体積が小さいと言われています。
生まれつき小さかったのか、ストレスを受けて小さくなったのかは現段階では分からないそうです。
カウセリングでサポートで出来ることは相手の話しを聴き、共感する事が大事だそうです。先週のワークショップで行った傾聴も有効だそうです。
PTSDとASDの違いも学ぶことができました。
PTSDは症状が数か月、または数年後に症状が表れ、持続する状態。
ASDは症状が4週間以内に表れ、1ヶ月以内に治まる状態。
どちらも心にショックを受けている状態ですが症状の期間に違いがあります。
強いショックを受けて脳の海馬(短期記憶)に影響がでるPTSD。
いい記憶を作る事で症状は少しづつよくなるそうです。
本日の講師の衣川さんは東日本大震災の際に、あるプロジェクトを組み活動したそうです。それは日々スポーツで活躍する方々が被災地で何ができるのかを考えて。有名人やアスリートが被災地に行き、支援することはいい記憶が出来るきっかけになる為、いいことだそうです。
衣川さんはアスリートの方が被災地に行って、何も出来ない無力感に陥らないように、被災地に行く前に心構えを講演でお話することもあるそうです。
今日で最終回のハートフルセミナー、学ぶことで予防や対策が出来ます。
心を知って学ぶ全4回の講座はどれも興味深いものでした。
4回の講座が無事終えれたのは講座をして頂いた講師の方々、受講して頂いた皆様がいたからこそだと思います。
本当にありがとうございます。
今後もハートフルセミナーは色々なテーマを考えながら実施していこうと思います。
ぜひ皆様も参加してください。よろしくお願いします。