アンドロイドアプリ作成入門

昨年度の受講者は一人と、少し寂しい講座でしたが、今年は九人もの受講者が居り、少し賑やかな講座となりました。タイトルから想像すると、少し難しい事(受講者の中には難しかった方も居られるでしょうが…)をする様に思いますが、今のパソコンでは殆どしない操作をするので、戸惑う事も多いと思います。最近のプログラミング環境では、コマンドライン操作が少ない場合もありますが、やはり知っておいた方が、色々な場面では役に立つ事も多々あります。私がコンピュータを触り始めた時は、マウスなんて言う装置はなかったのですから…高級な機械にはライトペンだったかな…
この講座は、そのコマンドライン操作が結構あります。あと、オープンソースの物を寄せ集めて無料でプログラミング環境を構築していくので、色々個別にインストールと設定が必要です。まあ、出来合いのパソコンでも良いのだけれども、色々部品に拘って自作するパソコンの様な所と似ています。寄せ鍋セットを買うのでは無くて、具材を一つ一つ選んで作る鍋料理みたいな感じと表現すれば、パソコンに詳しくない方も、その面白さの一端を分かって貰えると思います。今回はこの講座でインストールして行く選りすぐりの具材を紹介します。まず、

Node.js https://nodejs.org/ja/
本来はサーバーサイドjavascriptエンジンです。コルドバはjavascriptでプログラミングするので用ゐます。最近はジャバスクリプトで出来る事も増えましたね。次に、

Android Studio https://developer.android.com/studio/
Android SDKが必要なのですが、今ではAndroid Studioに含まれていますので、故在って、これをインストールして使います。

OpenJDK https://openjdk.org/
最近のgoogleはOpenJDKを使う様です。まあ、当たり前か…

Gradle https://gradle.org/
Javaのビルドシステムです。Andriodはjavaを使うのでJDKとGradleを使います。
最後にCordovaをインストールします。Cordovaはnode.jsのnpmでインストールします。

あと、この講座からテキストエディタにKateを使っています。
https://kate-editor.org/ja/

ハイパーリンクは付けていませんので、アドレスバーに貼り付けて下さいね。
講座ではありませんが、色々な部品をダウンロードして、OSを作成するLinuxのdistribution LFSと言うのもあります。昔はもっと簡素で割と学習向きでしたが、最近は大規模なシステムになっているので、余り学習に適しているとは思いませんが、システムに興味のある方は一読してみるのも良いでしょう。
LFS https://www.linuxfromscratch.org/
上のURLは本家ですが、検索すると、他にも日本語で色々解説してくれているサイトもありますね。下の写真は講座風景と、この講座で作る電卓(写真はWin11のedge)です。
 

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