6月1日(水)成人大学講座「心の健康の今」4回目

4回目は、帝塚山学院大学専任講師 玉越勢治先生にお越しいただき、
「学習心理学と応用行動分析」というテーマでお話を伺いました。

一般的には聞きなれない、心理学用語が幾つか出てきましたが、
とても丁寧に解説して頂きました。

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先生のお話は、パブロフの犬から始まりました。
詳細はわからなくても、パブロフの犬は聞いたことがあるのではないでしょうか。
犬にエサを与えると同時に、例えばベルを一緒に鳴らします。
これを何度も繰り返すと、ベルの音だけで犬はヨダレが出るようになります。

この実験のすごいところは、
「外側から観察できなかった心の働きを、観察することに成功」
したことだそうです。
このような例は、日常の至ところで見かけることかできるとのことでした。
例えば梅干しなどがそうですね。ほとんどの日本人は、梅干しを見たり連想すると、
口内につばが湧くのではないでしょうか。

次に、認知心理学のことをお話されました。次の画像をご覧ください。

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両方とも静止画ですが、絵の中心から焦点を外すと動いているように見えませんか?

どうして動いているように、目が錯覚を起こすのか。
それは脳が、(焦点の)周囲の情報を、恐らくこんな感じだろうと勝手に補足しているから、
なのだそうです(実際には存在していない情報を、脳が補足している)。

というような事実を、講座で実体験することができました。
とても良い体験になったと思います。

次回は6月8日です。お楽しみに♪

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