成人大学講座『食い倒れから食い起こしへ』第4回

11月に入って寒くなりましたね。成人大学講座4回目を開催しました。本日のテーマは『お口の健康と食育~いつまでも口から美味しく食べよう~』です。
講師に、大阪府立大学 地域保健学域 総合リハビリテーション学類 栄養療法学専攻教授の吉田幸恵さんをお招きしました。

Cimg1055_2
今回の講座では咀嚼の効用・口腔の健康・口腔ケアについてお話を聞きました。
咀嚼(そしゃく)とは、単に歯で食物をかみ砕くということではありません。食物をよく噛んで砕いていき、唾液を分泌させて食物とよく混ぜ合わせ、呑み込みやすい大きさにして食物の消化吸収を高めることです。
たくさん咀嚼することは、よく噛むことによって満腹中枢が刺激され食べる量が通常に噛んで食べる時よりも食べる量が減ります。それと、食べるスピードも速く食べるより、遅く食べた方が肥満度が低いというデータがあります。
Cimg1051Cimg1048_2

「早食い」「よく噛む」「一口の量」などで身体の体型と大きく関係します。「よく噛んで!」食べるというのは生活習慣病予防や認知症予防になるそうです。これからよく噛むということを意識しながら食事しないといけませんね。

口腔の健康は咀嚼に大きく関わります。咀嚼が出来るというのは噛む歯がある・唇が閉じる(唇が開いたままだと飲み込めない)・頬が動く・舌が動く・唾液が出るということです。
口腔が健康であるために口腔ケアはしっかりと。口をたくさん動かしマッサージすると良いそうです。口腔ケアをすると生活習慣病や誤嚥性肺炎の予防や脳の活性化に効果あるみたいですよ。

次回の成人大学講座は11月17日。テーマは『植物と健康~新水耕法野菜とその機能~』です。早くも最終回ですね。次もどんなお話が聞けるかたのしみですね。

カテゴリー: 講座の記録 パーマリンク