本日より成人大学講座『日本の歌』-和歌・連歌・俳諧・短歌・俳句など-が始まりました。6月16日まで全5回講座を開催します。
講師は帝塚山学院大学 名誉教授の鶴崎裕雄さんです。
今回のこの講座では、話を聞くばかりでなく、実際に筆で書かれた字を見ながらどんな事が書かれているのか感じ取ってもらおうと思います。
第一回目は「日本の歌の歴史・理論・鑑賞」というテーマです。
本日の講座では、日本の歌の歴史・・・どんな作品集があり、どんな特色、どんな背景があるかなど、和歌を詠んで頂き、訳を聞いて情景を想像してみました。
古い書物では「古事記」「日本書紀」「風土記」などがあげられました。これらの作品の読人は同じ人物であっても漢字の表記が違っていました。今、日本にある地名がどうしてこの地名になったのか、という説が書かれていて、驚きました。
次に「万葉集」です。万葉集は一期~四期まで分類され、それぞれ歌い方が違っているようでした。天皇の詠んだ歌は自分の国の美しさや雄大さを詠ったものが多く、先生は「国を褒めるとそれだけ天災や災害が少なくなると思われていたのかもしれない」とおっしゃっていました。
その後も、「古今和歌集」「新古今和歌集」を紹介して頂きました。
次回は5月19日。テーマは「古今和歌集」の四季の歌。春部・夏部・秋部・冬部です。実際に筆で書かれた文字を詠んでみましょう。