成人大学講座『南大阪の歴史と文化』第一回

成人大学講座『南大阪の歴史と文化』6回講座が本日より始まりました。

南大阪に残る歴史と文化。それらを大切に守り、育てていくために日々研究を続けておられる美術館・歴史館・博物館の学芸員の方々にお話いただきます。

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本日の第一回目は『筆墨に託す-墨の魅力』

正木美術館副館長・帝塚山学院大学非常勤講師でいらっしゃいます、高橋範子先生のお話をお聞きしました。

今回の講座では、正木美術館に展示されている数々の作品を見て解説をしていただきました。

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正木美術館では、創始者である正木孝之が収集した美術品があり、その数は約1,200点で、その中には、国宝3点、重要文化財が12点も含まれているそうです。

その多くの美術品が、鎌倉・室町時代の水墨画や墨蹟(禅僧の書画)との事。本日は次週実際正木美術館に行って見ていただく、作品の一部を紹介していただきました。

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前方のスクリーンには、正木美術館の美術品が。展示されている作品を次週見ますが、本日は、実際見てもわからないような作品の細かなところまで画面を拡大して見ました。

すると、薄く描かれている人物の髭や髪の毛なのは、とても繊細に描かれており、衣服などはとても太い線でダイナミックな表現がされていました。

墨は五彩ありといわれるほど、墨は濃くしたり、水で薄めるだけで、色は無限に広がるそうです。実際の美術品でも、墨の濃淡で大地の雄大さや、水辺の豊かさが実際に見た気になるような表現でした。

受講者の皆さんは、先生の解説を聞きながら、スクリーンの画像を身を乗り出して見ていらっしゃいました。

次週の成人大学講座は10月22日 本日お話して頂いた美術品があります、正木美術館が会場です。次は実際に作品を見ながら解説を聞きましょうね。

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