『源氏物語』の世界 第二回

昨日の天気と変わって、本日は良いお天気になりました。『源氏物語』の世界 二回目を開催致しました。

講師に前回に引き続き 岩井宏子先生をお迎えしてお話頂きました。

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本日の追加資料です。源氏物語の年立と12巻の須磨から22巻の玉鬘までの巻のあらすじを書いたものと源氏物語の主要人物の系図です。年立を見ると源氏が何歳の時どんな官職についていたのか、どのような出来事があったのかよくわかります。それと同時に源氏物語の巻の流れもわかるようになっていました。
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本日の講座では、前回の続きで明石上と乳母が源氏からの手紙を一緒に読んでいるところから始まりました。源氏が明石のことを思い出しながら、明石上との間に生まれた姫君の話を聞いて、紫上が私からだんだん離れていくと拗ねている様子がありました。この時代、男の子より女の子が生まれた方が、自分の出世に影響するらしく、喜ばれるみたいです。
その後の物語は、源氏が花散里と再会したり、尚侍との関係や人々のその後の動静、朱雀帝は帝を退き、院になり、のんびり過ごしていることなどが書かれていました。朱雀帝が退いたことによって、勢力が右大臣側から左大臣側に変わろうとしています。左大臣側である源氏にも影響されていくようですね。

次回の『源氏物語』の世界は3月18日(月)です。続きの物語を楽しみにしながら。みなさんのご参加お待ちしております。

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