青少年セミナー みらいはばたきっず かがく実験で未来のノーベルかがく賞!

 8月3日、4日の午前 午後。
違うテーマで大阪狭山市内に在住されている大阪府立大学の先生がポチ倶楽部さん協力のもと、専門分野の内容を実験などを交えて教えてくださいました。

この企画は今年で3回目。今回は前回より1講座増え 計4講座。公民館で行われました。
大阪狭山市内の小学4年から中学2年までの児童、生徒が延べ96人参加してくれました。

3日午前。津久井茂樹先生の新電池3兄弟(太陽、燃料、熱電電池)というテーマでの講座です。
今、使っているマンガンやアルカリ電池の説明から、新電池の説明がありました。
そして実際にその新電池を使って、ラジコンカーを動かしたり、太陽電池で小扇風機を動かしたりしました。最後は実際に熱電池を使って熱を発電させ、バッテリーチェッカーで発電したことの確認もしました。
水素ガスで動く自動車が試験的ではなく、実際の路上でも見られる未来がすぐそこまで来ている予感がしました。
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3日午後。成澤雅紀先生の顕微鏡で見るミクロの世界―色彩と結晶-というテーマでの講座です。
身近にある色々な種類の布をハンディ顕微鏡で観察しました。
顕微鏡で覗くと単色だと思っていたものもたくさんの色で構成されていることがわかりました。おもしろくなって、自分の筆箱なども覗いていましたよ。大きな顕微鏡では塩、さとう、ホウ酸、硫酸銅、片栗粉などの水溶液を覗いてみました。結晶がみえました。蛍光ペンなどを使ってみると見えない色も見えたりと発見のある実験が続きました。
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4日午前。野口悟先生のリニアの世界、超伝導、磁石の不思議というテーマでの講座です。
普段生活する中でも磁石は色々なところで使われています。
まずは磁石ってなに?から始まりました。右ネジの法則を実験で確認し、2027年に開通するという超伝導リニア新幹線の仕組みをお手軽リニアの実験で確認しました。超伝導現象は極低温でしか起こらないこと。リニア新幹線が浮いて飛ぶように走るということを知りました。マイナス196℃(77K)の液体窒素を使って物体が浮くという、リニア新幹線の原理をわかってもらう実験も行いました。
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4日午後。有馬正和先生の海中ロボットが見守る海の健康というテーマでの講座です。
海洋生態系の健全度を調べるために、海中ロボット が活躍しているそうです。シャチやくじらなどのお話しがありました。シャチは声をだします。ですから音響観測ができるのです。その声もきかせてもらいました。海洋生態系の食物連鎖は図での説明がありました。シャチが頂点にあります。シャチの数がわかれば他の海洋生物の数も推測できるのだそうです。
地上ではドローンというロボットが話題になったりしていますが、海中でもロボットが活躍していることがわかりましたね。
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そしてミニ水中グライダーを作り、実際にプールに張った水の中での動き方を試してみました。
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講師の方々は普段、大学生を教えておられます。今回は小学生や中学生に教えるということで、クイズを交えたり、噛み砕いた説明を用意したり、興味をひく実験の準備をしたりと最新のかがくを子どもたちにわかってもらえるように、色々と工夫していただいたのがわかりました。。
そのお陰で、子どもたちのアンケートでは『説明がよくわかった。』『とてもおもしろかった。またやりたいと思った。』『実験がおもしろかった。』というものが多かったです。
色々な発見があったのではないでしょうか?かがくの不思議に興味をもってもらうきっかけになってくれた事と思います。
未来、大阪狭山市からノーベルかがく賞をとる子どもがでてくるといいですね。

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