成人大学講座『日本の歌』 第三回

成人大学講座が開催される土曜日は天気・気候が良い日が続いていて、嬉しいです。本日もとても気持ちの良い天気で、成人大学講座 三回目開催しました!

講師に帝塚山学院大学 名誉教授の鶴崎裕雄先生をお迎えしました。

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本日の成人大学講座『日本の歌』のテーマは『古今和歌集』の恋の歌・雑の歌(ぞうのうた)です。

先週の四季の歌とは別に『古今和歌集』には恋の歌がたくさん詠まれています。その中のいくつかを紹介して頂きました。

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恋の歌では、身分違いの恋を詠んだ歌や、恋がかなわなかった事が詠まれている歌、好きな人を思って詠んいる歌など様々。

 

昔の人にとって、露は儚いものとして考えられていたそうです。どうやら日を浴びるとすぐに蒸発してしまうからだとか・・・。他にも歌の世界では、かげろうや夢も儚いものとされていたみたいです。現在では夢は叶うものとして考えられていますが、昔の人には、「叶わないもの」「やぶれるもの」と思われていたのかもしれませんね。

 

前回と今回の講座で、筆で書かれたくねくね文字を見てどんな事がかかれているか詠んでもらいました。はじめは書かれている文字が何かわからなかったかもしれません。でも、和歌を詠んでいるうちに、「この文字はさっきも見た!たしかあの字だ!!」というように、少しくねくね文字に馴染んで頂けたと思います。

 

次回は6月9日です。テーマは「連歌・俳諧(狂歌・川柳)」です。本日のくねくね文字とまた違った、文字を楽しんで頂きたいと思います。

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